シミ・肝斑・そばかす治療ガイド|種類の違いと料金を医師解説 | レディアンクリニック六本木
シミ・肝斑・そばかす治療ガイド|種類別の違いと料金を医師が解説
レーザー治療

シミ・肝斑・そばかす治療ガイド|種類別の違いと料金を医師が解説

📅 2026年6月30日 🕐 13分で読めます ✍️ 院長 奥村瞬

シミ取りレーザー・肝斑治療・そばかす治療を医師が解説。老人性色素斑・そばかす・肝斑・ADM・炎症後色素沈着で適応が異なる理由、ピコレーザー・フォトフェイシャル(Stella M22)・内服・トーニングの位置づけ、料金(税込)、選び方を比較表で整理。肝斑にレーザーが悪化リスクとなる注意点も明記。

「シミを消したい」「シミ取りレーザーで取れる?」――そう考えて検索される方が多い一方で、実は シミ(色素斑)にはいくつかの種類があり、種類ごとに適した治療が異なります。なかでも肝斑は、一般的なシミと同じ感覚でレーザーを当てると かえって悪化することがある という重要な注意点があります。本記事では、老人性色素斑・そばかす・肝斑・ADM・炎症後色素沈着の違いと、ピコレーザー・フォトフェイシャル(IPL)・内服・トーニングといった治療法の位置づけを、料金(税込)とあわせて医師が解説します。

💡 結論を先に。 シミ治療で最も大切なのは「種類を正しく見分けること」です。老人性色素斑・そばかすにはスポット照射やIPL、肝斑にはレーザートーニング+内服が基本で、肝斑への強い単発照射は避けます。自己判断は難しいため、まずは医師の診察で診断を受けることをおすすめします。

まず「シミの種類」を知ることが治療の出発点

「シミ」と一口に言っても、医学的には原因や深さの異なる複数の病態が含まれます。見た目が似ていても適応する治療が違うため、診断を誤ると効果が出ないどころか悪化につながることもあります。代表的な5つのタイプを整理します。

頬骨のあたりに左右対称・もやっと広がる淡い色素が見られる顔のイメージイラスト
頬や頬骨にもやっと広がる淡い色素は、老人性色素斑・そばかす・肝斑など複数のタイプが混在していることが少なくありません。見た目が似ていても適した治療は異なるため、まずは種類を見極めることが出発点になります(イメージイラスト)。
  • 老人性色素斑(日光黒子) - 加齢や長年の紫外線で生じる、境界がはっきりした褐色のシミ。顔・手の甲などに多い。レーザーやIPLの良い適応とされる。
  • そばかす(雀卵斑) - 鼻や頬に左右対称に散らばる小さな斑点。遺伝的要因が強く、紫外線で濃くなる。IPL(フォトフェイシャル)やレーザーが用いられる。
  • 肝斑(かんぱん) - 頬骨や額に左右対称・もやっと広がる褐色斑。女性ホルモンや摩擦・紫外線が関与。強いレーザーのスポット照射で悪化しやすい ため、内服・トーニング中心の治療が基本。
  • ADM(後天性真皮メラノサイトーシス) - 真皮(皮膚の深い層)にメラニンがある左右対称の灰青色の斑。肝斑と混同されやすいが治療方針が異なる。表皮の病変ではないため、低出力で均一照射するトーニングではなく、Qスイッチレーザー(ルビー694nm・Nd:YAG 1064nmなど)による色素破壊が選択肢となり、複数回の照射を繰り返すアプローチが検討されます。適応は診察で判断します。診断を誤ると効果が得られにくいため、見極めが特に重要。
  • 炎症後色素沈着(PIH) - ニキビ・傷・摩擦・施術後などの炎症のあとに残る色素沈着。時間経過で薄くなることも多く、刺激を避けることが大切。

これらは 混在している ことも多く、たとえば「老人性色素斑+肝斑」が同じ顔にある場合、肝斑を悪化させないよう治療の順序や出力を慎重に設計する必要があります。だからこそ、自己判断ではなく診察での見極めが治療の出発点になります。

治療法ごとの特徴と位置づけ

ピコレーザー(ピコトーニング/ピコスポット/ピコフラクショナル)

ピコ秒という非常に短いパルスのレーザーで、メラニン色素を光音響効果により粉砕します。当院では3つのモードを使い分けます。

  • ピコスポット … 老人性色素斑などにピンポイント照射。出力が高く、照射後にかさぶたができる経過をたどることがあります。
  • ピコトーニング … 全顔に低出力で均一照射するモード。肝斑やくすみ に対して、悪化リスクを抑えながら段階的にアプローチする位置づけです。複数回の継続が前提となります。
  • ピコフラクショナル … 肌質・毛穴・色ムラなどの総合的な改善を狙うモード。

肝斑に対していきなり強いスポット照射を行うと悪化しうるため、肝斑が疑われる場合はトーニングや内服を軸に組み立てます。

フォトフェイシャル(Stella M22 / IPL)

IPL(Intense Pulsed Light)はマルチ波長の光で、シミ・赤み・くすみ・毛穴など複数の悩みに同時にアプローチできるのが特徴です。老人性色素斑やそばかす、顔全体のトーンアップに向きます。レーザーより穏やかな照射のため、肌全体のメンテナンスとして取り入れられることが多い治療です。ただし、濃い肝斑がある場合は刺激で悪化することもあるため、診断のうえ適応を判断します。

ルビーフラクショナル

波長694nmのQスイッチルビーレーザーをフラクショナル照射する機器(Quanta System社製 Q-Plus R/医療機器承認番号 22700BZI00042000)で、メラニンへの選択性が高く、シミ・そばかす・くすみ・色素沈着への適応が期待されます。当院で提供している施術です。出力のあるQスイッチ照射が可能なため、表皮型のシミだけでなく、真皮病変であるADMへの照射にも用いられます。料金は全顔 1回 税込24,750円・5回コース 税込110,000円、部分(頬・目周りなど) 1回 税込14,850円です(最新の料金は診察時にご案内します)。

内服・外用(トラネキサム酸など)と紫外線対策

肝斑や炎症後色素沈着では、トラネキサム酸・ビタミンCなどの内服・外用、そして徹底した紫外線対策を組み合わせることがあります。レーザーやIPLはあくまで色素へのアプローチであり、再発予防・悪化予防のためには日常のケアと内服の併用が検討されます。

⚠️ 内服・外用薬についての情報提供(自由診療)。 当院で肝斑などに用いるトラネキサム酸内服は、国内では当該効能・効果について保険適応外(適応外使用)です。当院では国内で承認された医薬品を、医師の判断のもとで処方します(医師による国内承認医薬品の処方であり、個人輸入品・国内未承認薬は使用しません)。重大な副作用として血栓症のリスクなどが報告されており、既往歴や服薬状況によっては処方できない場合があります。服用の可否は必ず診察で判断します。

⚠️ 肝斑への注意。 肝斑は「シミ取りレーザーで消す」対象ではなく、「悪化させないよう内服・トーニング・遮光でコントロールする」病態という理解が大切です。市販の強い施術や自己判断での照射は避けてください。

シミの種類と適した治療・料金の比較

代表的なシミのタイプと、一般的に検討される当院の治療・料金(税込)を整理しました。実際の適応・回数は診察により判断します。

シミの種類主な特徴検討される治療当院の料金(税込)
老人性色素斑境界明瞭な褐色斑ピコスポット/フォトフェイシャル/ルビーフラクショナルピコスポット 1か所 5,500円〜/Stella M22 全顔 12,100円/ルビーフラクショナル 全顔 24,750円
そばかす左右対称の小斑点フォトフェイシャル/ピコ/ルビーフラクショナルStella M22 全顔 12,100円(1回)/ルビーフラクショナル 全顔 24,750円
肝斑左右対称・もやっと広がるピコトーニング+内服・遮光(強い単発照射は避ける)ピコトーニング 1回 9,900円
ADM灰青色・真皮の色素Qスイッチレーザー(ルビー694nm等)の複数回照射が選択肢となります。適応は診察で判断しますルビーフラクショナル 全顔 24,750円/部分 14,850円(要診察)
炎症後色素沈着炎症後に残る色素刺激回避・遮光・必要に応じトーニングピコトーニング 1回 9,900円

ピコレーザー(当院料金・税込)

  • ピコトーニング:1回 9,900円/5回 44,000円/10回 88,000円
  • ピコフラクショナル:1回 16,500円/5回 74,800円
  • ピコスポット:1か所 5,500円/3か所 14,300円/15か所 22,000円/取り放題 36,300円

フォトフェイシャル Stella M22(当院料金・税込)

  • 全顔:1回 12,100円/3回 33,000円/5回 49,500円

ルビーフラクショナル(当院料金・税込)

  • 全顔:1回 24,750円/5回コース 110,000円
  • 部分(頬・目周りなど):1回 14,850円

料金はいずれも税込です。シミは自由診療(自費)で保険は適用されません。範囲・回数・併用する内服により総額は変動します。

シミ治療の選び方(目的別)

  • 境界のはっきりした濃いシミをピンポイントで取りたい → ピコスポットが候補。照射後のかさぶた・テープ保護期間を許容できるか確認を。
  • 顔全体のくすみ・そばかす・赤みをまとめてケアしたい → フォトフェイシャル(Stella M22)が向きます。
  • 左右対称にもやっと広がる=肝斑の疑い → まず内服・遮光を土台に、ピコトーニングを段階的に。強い単発照射は避ける。
  • ニキビ跡など炎症のあとの色素沈着 → 刺激を避け、遮光を徹底。必要に応じトーニング。

なお、いずれの治療も効果の程度や必要な回数には個人差があり、適応の可否は診察で医師が判断します。ここで挙げた候補は、診断によって変わる場合があります。

透明感のある清潔な肌を表現した上品な横顔のイメージイラスト
シミ治療では、種類に応じた治療と並行して、紫外線対策や保湿といった日々のケアの積み重ねが大切です。仕上がりや経過には個人差があります(イメージイラスト)。

肌悩みを総合的に考えたい方は、韓国の美容医療トレンドや費用相場を整理した韓国美容医療ガイド2026もあわせてご覧ください。海外と国内の治療を比較する際の視点が得られます。

リスク・副作用・ダウンタイム

シミ治療には次のようなリスク・副作用があります。効果・反応には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。

  • 炎症後色素沈着 … 照射後に一時的に色素が濃くなることがあります。遮光で軽減を図ります。
  • 肝斑の悪化 … 不適切な出力・モードのレーザーで濃くなることがあります。
  • かさぶた・赤み・腫れ・乾燥 … 特にスポット照射後に生じやすく、テープ保護が必要な場合があります。
  • 白斑・脱色素 … まれに色素が抜けることがあります。
  • 再発 … 紫外線やホルモンの影響で再びシミが出ることがあります。

妊娠中・授乳中の方、光線過敏のある方、治療部位に活動性の皮膚疾患がある方などは適応とならない場合があります。施術の可否は診察で判断します。

まとめ

シミ治療は「とにかくレーザーを当てる」ものではなく、種類を正しく診断し、それぞれに適した治療を選ぶ ことが結果と安全性を左右します。特に肝斑は強い照射で悪化しうるため、内服・トーニング・遮光を軸とした慎重な設計が必要です。当院ではピコレーザーやフォトフェイシャル(Stella M22)を症状に応じて使い分けています。気になるシミがある方は、まず医師の診察で種類を見極めるところから始めましょう。


本記事で紹介する施術(ピコレーザー・フォトフェイシャル・レーザートーニング・ルビーフラクショナル等)は、医療機器や医薬品を用いる医療行為であり、自由診療(保険適用外) です。料金はすべて税込で表示しています。効果や経過には個人差があり、リスク・副作用が生じる可能性があります。機器・薬剤の国内承認状況を含む詳細は、施術ページおよび診察時に医師がご説明します。施術を検討される際は、必ず医師への事前相談をお願いします。

ご不明な点は無料カウンセリングでお気軽にお問い合わせください。


よくある質問

Q. シミ取りレーザーは1回で消えますか?

シミの種類や深さによって異なります。老人性色素斑やそばかすではピコスポット(ピンポイント照射)で改善が見込めるケースもありますが、効果には個人差があり、1回で完全に消えるとは限りません。複数回の照射や、照射後の一時的なかさぶた・色素沈着を経て薄くなる経過が一般的です。肝斑は単発のレーザー照射でかえって悪化することがあるため、診断に基づいた治療法の選択が重要です。

Q. 肝斑にレーザーを当てると悪化するというのは本当ですか?

肝斑は、強いエネルギーのレーザーをスポット照射すると炎症が刺激となってメラニンの産生が促され、かえって濃くなる(悪化する)ことが知られています。肝斑に対しては、低出力で全顔に均一照射するレーザートーニングや、トラネキサム酸などの内服・外用、紫外線対策を組み合わせる方法が検討されます。なお、トラネキサム酸の肝斑への内服は国内では保険適応外(適応外使用)で、自由診療として医師が国内承認医薬品を処方します(血栓症などの副作用リスクがあり、既往により処方できない場合があります)。まずシミの種類を正確に診断することが、悪化を避ける第一歩になります。

Q. シミと肝斑は自分で見分けられますか?

見た目が似ているため、自己判断は難しいのが実情です。老人性色素斑・そばかす・肝斑・ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)・炎症後色素沈着は、それぞれ原因も適応する治療も異なります。さらに複数のタイプが混在していることも珍しくありません。誤った治療は悪化につながるおそれがあるため、医師の診察で見極めることをおすすめします。

Q. シミ治療にはダウンタイムがありますか?

治療法によって異なります。ピコスポットなど出力の高いスポット照射では、照射部に一時的なかさぶたや赤み、テープ保護期間が生じることがあります。レーザートーニングやフォトフェイシャル(IPL)は比較的ダウンタイムが短い傾向ですが、赤み・乾燥・一時的な色素沈着などが起こる場合があります。反応や経過には個人差があります。

Q. シミ治療後に気をつけることはありますか?

治療後はメラニンが反応しやすい状態のため、紫外線対策(日焼け止め・物理的遮光)が特に重要です。怠ると炎症後色素沈着が生じたり、肝斑が悪化したりすることがあります。保湿や医師の指示に沿ったスキンケア、内服の継続も再発予防の観点で大切です。

Q. 費用はどのくらいかかりますか?

シミ治療は自由診療(自費)で、保険は適用されません。当院ではピコトーニングが1回 税込9,900円、フォトフェイシャル(Stella M22)全顔が1回 税込12,100円などです。シミの種類・範囲・回数によって総額は変わりますので、診察のうえお見積りいたします。

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奥村瞬

この記事の監修

院長 奥村瞬

Ledian Clinic(レディアンクリニック六本木)

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